セサミンのチカラ

セサミンは加熱調理も安心

栄養素を摂取するときに気を付けたいことのひとつに、調理方法があります。なぜなら、調理方法の違いで、栄養素によっては身体への吸収率が大きく変わってくるからです。ゴマから摂れるセサミンは、加熱調理も安心だということをご存知でしょうか。

調理方法で大きく変わる吸収率

栄養素によっては、調理方法の違いが身体への吸収率に大きな影響を及ぼすことがあります。例えばビタミンCは水に溶けやすい性質があります。そのため、水洗いをしただけでもビタミンCが失われてしまいます。さらにビタミンCには熱に弱い性質もあります。加熱調理をすると熱する時間が長ければ長いほどビタミンCの量は減っていき、調理前の半分程度になってしまうことも珍しくないのです。ビタミンCを野菜から摂取しようと思う時など、この性質を知っているかどうかで摂取できる量が大きく変わってきてしまうのです。

加熱調理も安心なセサミン

では、セサミンを調理するときに気を付けることはあるのでしょうか。実はセサミンは非常に抗酸化力の強い安定した成分で、熱にも強いのです。セサミンは植物性ポリフェノールの一種、ゴマリグナン類のひとつです。ゴマリグナン類には他にセサモール、セサミノール、セサモリンなどがあり、どれも強い抗酸化作用があることが確認されています。ゴマは古くから健康食材として世界中で知られていますが、なぜゴマ油の状態でも安定したまま保存できるのかわかっていませんでした。研究が進むにつれこの安定性はゴマリグナン類によるものだということが判明しました。

セサミンは脂溶性

さらに調理するときに知っておきたいセサミンの性質のひとつが、セサミンは脂溶性である、ということです。脂溶性とは、油に溶けやすい性質であるということを指します。ゴマリグナン類は全て脂溶性ですので、ゴマ油にはたくさんのゴマリグナン類が含まれています。

セサミンにおすすめの調理方法

セサミンは熱に強く油に溶けやすい性質なので、油と一緒に摂取することで身体への吸収率がアップします。ゴマ種子を使う際には、油と一緒に調理することがおすすめです。ゴマ油を使った炒め料理などは最もセサミンを摂取しやすい料理です。反対に、油を使わない煮物料理はセサミン摂取を考えると効率が悪いといえます。

ゴマ種子はすりつぶして

一点気を付けていただきたいのは、ゴマ種子の外皮は非常に硬く、そのまま摂取したのでは中身をほとんど吸収できないということです。ゴマ種子を調理する時はすりつぶして使うようにしましょう。ゴマペーストのドレッシングなどはゴマ種皮に含まれるカルシウムや食物繊維も摂取することができ、非常におすすめです。

せっかく栄養が多く含まれる食材を調理するならなるべく多くの栄養素を残しておきたいものです。以上のようにセサミンの性質を知ることで効率よく摂取することが可能になりますので、参考にされてみてください。

[出典]
セサミンは加熱調理しても安心
http://whiteangel.littlestar.jp/56.html
セサミンは加熱調理も安心
https://www.medical-feeds.com/about.php

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